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超知能への道 その17 ロックスソロス社設立

世界一極委員会での会話である。ゼウスが口火を切った。

「アテナの報告では、阿修羅、文殊菩薩、弥勒菩薩システムと順調にスーパーコンピューターシステムは完成した。その後の計画は?」

「はい、いよいよ最終システム、事代主命(ことしろぬしのみこと)システムに取りかかる段階です。しかしそれには膨大な費用がかかります。数兆円を見込んでいます」とアテナは答えた。

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超知能への道 その16 人型人工知能プロジェクト

世界一極委員会が開催された。

「超知能研究所はできたようだが、今後の計画についてアテナに説明してもらおう」とゼウスが言った。

「はい、いよいよ人型の汎用人工知能をつくります」とアテナ。

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超知能への道 その15 超知能研究所設立

また世界一極委員会が開催された。ゼウスが発言した。

「マーキュリーからの報告では、君は十分に儲けたという。つぎはいよいよ超知能の作成だ」

「何をどうしたらいいのでしょうか?」と私。

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超知能への道 その14 いよいよ金儲け開始

世界一極委員会が開催された。ゼウスが言った。

「森くんは十分に学習と特訓を受けたことだし、そろそろ世界征服をはじめよう」

「はい、そのつもりです。でも何から始めればいいのでしょう?」

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超知能への道 その13 バリスの審判

事件はまた宴会の時に起きた。私のある仮想の一年も終わりに近い時であった。ゼウスが宴会を催した。今回は12神以外にも多くの神が招かれた。しかし例外として不和の女神エリスだけは招待されなかった。宴もたけなわの頃、そのエリスが手にリンゴを持ってつかつかと宴会場に入ってきた。ゼウスが咎めるとエリスは言った。

「私は招待されていませんが、でもこのリンゴを一番美しい女神に差し上げるために来ました」

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超知能への道 その12 仮想ケンカ

仮想世界の授業はどれも面白かったけど、私は特に武術に熱中した。ギリシャ式剣法は始めだけで、あとは合気道と対武器戦闘法に熱中した。さらに古式の柔術や剣術、抜刀術、さらに十手術まで学んだ。稽古は型の稽古から始まる。このやり方が実に特殊であった。エクゾスケルトンつまり外部骨格をつけた薄いパワードスーツを着せられる。薄い服のようなものである。これを着ると、体が勝手に動くのだ。始めは自分では動かないで、パワードスーツの動くままにさせる。例えれば習字の練習で、先生が生徒の筆を握って書かせてくれるようなものだ。あるいはお手本をなぞって書くようなものとも言える。慣れてくると自分で筋肉を動かす。よくあるようなチンタラした稽古ではない。練習に無駄がないのだ。体が動きを覚えると、脳のシナプスの配線をナノボットが書き換えていく。だから上達が極めて早い。それで短時間でいろんな武術をマスターできるのだ。

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