サロン・ド・科学の散歩 第8回(特別企画3)
日 時:2013年10月6日(日)13:00~16:00
場 所:NPO法人あいんしゅたいん事務所(京都市左京区吉田本町 5-14)
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テーマ:たかがねずみ、されどねずみ
中島先生のご専門は、放射線や化学物質の人体への影響を調べることです。
ガンや奇形、突然変異はどのようにしておきるのか、その発生機構はどんなものかなどを、おもにマウスを使って研究されています。微量な放射線を測定する生物線量計なども開発されています。また、チェルノブイリ原発事故後のベラルーシに注目し、微量放射線のヒトおよび生態系に及ぼす遺伝的影響の調査にも取り組まれてきました。
子孫にガンや奇形をつくる生殖細胞の変異は、どのように次世代に遺伝していくかをマウスを用いて実験し、明らかにしておられます。ガンの発生機構研究は、現在も大変重要なテーマです。
マウスでいくら実験しても、人体に対する影響として、そのまま当てはめることはできません。
マウスとヒトとはどこが似ていて、どこが違うのか。マウスでどこまで人間の事がわかるのか、どこまで迫れるのか。そんなことを気にする方もたくさんおられます。
動物実験で確かめられたことを、中島先生に確かめたいと思います。それと今回の福島での状況について、私たちはどう立ち向かっていけばいいのか、ごいっしょに考えてみたいと思います。日本のみならず、世界で行われた実験の成果も踏まえて、じっくりお話を聞く機会にしたいと思います。
トーク:中島裕夫(医学系研究科 放射線基礎医学)
コメント:「放射線の影響生体モデル」 真鍋勇一郎(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)
定 員:12名程度
申 込:「サロン・ド・科学の散歩」総合ページをご覧の上、参加申込フォームよりお申込みください
※ 申込方法が分からない場合は、直接下記連絡先へお電話ください
TEL: 075-762-1522(平日10時~17時)
備 考:クッキーとお茶代として300円をいただきます。ご協力お願いします。