2014年1月 - 140117
1月24日 古いセメント工場が・・・なんと
2014-01-24
外見からは古い閉鎖されたセメント工場だが中に入ってみると、ワー-
この建物はかつてはセメント工場であったがそれは閉鎖され捨てられていた。しかし建築家のリカルドボフィルが1973年に発見して、それをリフォームした。現在では彼のオフィス、住宅になっている。中を見るとその変貌に驚くだろう。私もこのようなオフィスで仕事したいものだ。
1月23日 世界の超クールな個室たち
2014-01-23
世界の超クールな個室達
小さいことは美しい。そして効率的。
米メディア「Inc.」が選んだ9つのポッドやドーム型の部屋、仕事場はいずれも、芸術的にも環境的にも卓越しています。
未来の小部屋は必ずしも四角ではありません。オフィスであれ家であれ、クールな"個室"は、電話の音を遮断するプレキシガラスを備えていたり、三角形の窓ガラスがはめ込まれた多角形の部屋だったりするのです。
こんなオフィスで仕事がしたい。
1月22日 コンピュータは映画をどう見るか
2014-01-22
コンピューターは映画をどう見るか
人工知能に映画を見せると、主にどの部分を見るか、それが人間とどう違うかに興味がある。次のビデオは有名な映画の1シーンのコンピュータが注目したポインタとナレーションを重ねたものである。その映画は「 2001年宇宙の旅」 、 「アメリカン・ビューティー」 、 「インセプション」 、 「マトリックス」 、 「タクシー・ドライバー」 、 「アニーホール」である。シーンを思い浮かべながら見てほしい。
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1月21日 拡張現実用コンタクトレンズ
014-01-21
拡張現実用コンタクトレンズはもうすぐ手に入りそうだ
昨今グーグルグラスが注目を浴びている。これは小さな眼鏡のようなもので、右目の右上に小さなディスプレイが備わっている。人はその中をのぞき込むことによって、例えばスマートフォンの内容を読むことができる。グーグルグラスは今年一般に売り出されると思われる。あるいは来年かもしれないが、すでに開発者たちは1,500ドルでキットを手に入れてアプリの開発に励んでいる。
グーグルグラスにも様々な問題がある。まず眼鏡をかけている人は使いにくいか、使えない。そこで他の競合者たちは、各人が使う眼鏡に合わせた、グーグルグラスのような眼鏡を提案している。
このようなアイウエアの使い方には2つある。 1つはグーグルグラスのように、視野の一隅にスマートフォンの情報を提示することである。もう一つはOculus Riftのように、視野全体を覆って埋没感を与えるものである。これは映画やゲームに使う。
iOptikの拡張現実システムはその両者を実現することができる。そのシステムは眼鏡とコンタクトレンズの組み合わせである。眼鏡に埋め込まれた光源から出た光はコンタクトレンズを通って目に入る。 1つのモードではグーグルグラスのようにスマートフォンの画面が市販の中に浮かぶ。別のモードでは視野全体が拡張現実で覆われる。コンタクトレンズを使うから視力の矯正は可能である。 2014年のCESショーで発表された。実際の製品は2014年の末か2015年の始めを予定している。
今年から数年かけて、拡張現実が現実のものになるであろう。 NHKで放映された子供用のアニメ 「電脳コイル」の時代がすぐそこに迫っている。
1月20日 ガン死が90%防げる!!
2014-01-20
科学のブレイクスルーでガン関連死を90%防ぐことができる
Big Scientific Breakthrough Could Prevent 90% of Cancer-Related Deaths
コーネル大学の研究者たちはガンに関連した死亡をほぼ90%防ぐことができるたんぱく質の分離に成功したと発表した。ガンには手術や放射線治療、化学療法など様々な治療法がある。ガンで患者が死亡する1番の原因は転移である。
発見された手法はTRAILというたんぱく質を、血液中に放出するというものだ。このたんぱく質は転移するために血液中を浮遊しているがん細胞に取り付いてアポトーシス(細胞の自殺)を起こす。マウスの実験では100%の成功率でガン細胞を殺した。しかし健康な細胞には影響しない。
1月19日 なぜ鳥はV字編隊で飛ぶのか
2014-01-19
なぜ鳥はV字編隊で飛ぶのか?
Here's Why Birds Fly In A 'V' Formation
大型の渡り鳥は空を飛ぶときにV字状の編隊を組んで飛ぶことが知られている。リーダーはV字型の頂点にいて、他の鳥たちはリーダーを頂点とするV字形に編隊を組んで飛ぶ。その理由は2つ考えられる。 1つはそのほうが飛ぶのが容易だからである。あるいは単にリーダーに従っているだけかもしれない。航空機においてはV字型編隊を組むと燃料が節約できることが知られている。渡り鳥もそうであろうか。航空機と渡り鳥では、背後の気流は大きく異なっている。
最近、渡り鳥にGPSを取り付けて鳥の編隊内での位置を正確に測定する研究が行われた。その結果によると、鳥は前の鳥の斜め後ろにいて、その羽ばたきに同調して自分の羽を動かす。羽を下に動かすときは、彼の背後には下降気流が生じ、上に動かすときは上昇気流が生じる。後ろの鳥はその上昇気流を巧みに捉えてエネルギーを節約する。どのようにして上昇気流を捉えるのか、目でみるのか羽で気流を感じるのかはわかっていない。
この現象は大きな鳥に適用するのであり、小さな鳥の後流は複雑で、このようなことができないようだ。エネルギーの節約率はよくわからないが、 20から30%ではないかと言われている。
1月18日 バイオエレクトロニクス・・・現実化する攻殻機動隊の世界
2014-01-18
翻訳家の青木薫さんのブログです。内容は紹介するより、青木さんのブログを見てください。ちなみに青木さんは私が京都大学理学部で一般相対性理論の講義をした時に、受講していた二人の女子学生のうちの一人です。どちらも成績が良かった。一般に女子学生の方がまじめ(な人が多い)です。
あの時の講義はGravitation by Misner, Thorne and Wheeler、別名「電話帳」という相対性理論のバイブルをもとにしたものでした。演習問題を解かせました。こちらも答えがわかっていないといけないので、航空工学教室空気力学研究室の大学院生を動員して、解答をつくりました。その時の院生の一人がニ間瀬東北大学教授です。ニ間瀬さんもめちゃくちゃ、頭が良かった。
1月17日 エアー・フォース・ワン・ダウン
2014-01-17
エアフォースワン・ダウン Air Force One is Down
という映画を見た。上下2巻の話であるが、今回は上巻のみを見た。
話は旧ユーゴスラビアで非道の限りを尽くしたセルビアのドラグティン将軍が、国連軍に参加しているアイルランドのマーキー大尉に逮捕される。そして国際法廷で終身刑を言い渡された。それを部下達が、米大統領専用機のエアフォース・ワンをハッキングして、着陸させ、大統領を誘拐する。今回の米大統領は女性である。そして再び飛行機を飛ばせて海に墜落させる。その時に搭乗していた一人の女性記者以外は、すべて死ぬ。
マーキー大尉と英国領事館の職員の男、さらに先程の女性記者で、大統領の救出作戦を行う。女性記者は実はロシアの諜報組織FSBのエージェントであったのだ。第1巻の終わりでは、マーキー大尉は巡航ミサイルに追いかけられて地面の割れ目に飛び込む。職員と女性記者は悪者に捕まる。という中途半端なところで終わった。
悪者のドラグティン将軍をよく見ると、英国のテレビ番組「シャーロック」のレストレード警部である。だからあまり悪者に見えないのだ。今回の映画は「合衆国陥落」よりは少しだけお金がかかっているが、基本的には低予算の映画である。今年に入って、この種の映画を4本も見たが、悪者が、北朝鮮、テロ組織、中国で、今回はセルビアである。要するにアメリカ、あるいは英国の敵である。舞台はどうやらセルビアという設定であるらしい。悪者のアジトは廃虚の修道院である。ぼくは山の上に立っている廃虚の修道院が好きである。 007のある映画でも、山の上の廃虚の修道院は悪者の秘密基地であった。それにしてもエアーフォース・ワンがこんなに簡単にハイジャックされるか?
1月16日 逆チューリングテスト・・・Captcha
2014-01-16
逆チューリングテスト・・・Captcha
Who made that Captche? New York Times
Web上で入力を促される時、時々コンピューターが生成した変な文字の入力を要求される。このシステムをCaptcha(Completely Automated Public Turing test for telling Computers and Humans Apart)と呼ぶ。もともとはDECが開発したものだ。 1996年の大統領選挙の時、 DECは世論調査を行った。この時コンピューターを使って世論調査を妨害するのを防ぐために、確かに人間が入力したことを確認する必要があった。それが例のシステムである。
人工知能の分野でturing testというものがある。それは人工知能が意識を持っているかどうかを確認するためのテストである。テストする人間が人工知能と人間に質問を出して会話をする。それでどちらが人工知能か人間か区別がつかなければ、人工知能には意識があると認定する。Captchaはこれとは逆に、相手が人工知能ではなく人間であることを確認するテストである。人間はパターン認識に優れているので、歪んだりかけたりした字を簡単に認識できる。しかしコンピュータにとっては簡単でない。このシステムは元の字を乱数を使って変形させるものである。アルゴリズムは公開されているが、乱数は公開されていない。最も近い将来に、人工知能はこのような字を読み取ることができるようになるだろう。
1月15日 インベージョン・デイ-合衆国陥落の日
2014-01-15
インベージョン・デイ-合衆国陥落の日
という映画を見た。主人公のデュークはアメリカ国家安全保障局(NSA)でマイクロチップのエンジニアとして、サイバーセキュリティ・アナリストのフィルのもとで働いていた。ところがどういうことか、クビになった。妻と幼い娘を連れて祖父の別荘に移り住んだ。ところがそこはすでにメキシコ人の若者が住んでいた。彼は正当に借りていると主張する。
ところが、ちょうどその日に、中国に対して数兆ドルもの負債を抱えたアメリカに対して中国がサイバー攻撃を仕掛けた。中国製のコンピュータチップが、アメリカのあらゆるシステムに組み込まれていて、それを使って金融、通信、交通、ライフラインなどあらゆるシステムをダウンさせたのだ。そのウイルス・プログラムを作ったのは、実は主人公であったのだ。アメリカ中を飛んでいた飛行機はすべて墜落してしまう。 街はパニックに陥り、食料も水もない。絶対に取り外せない追跡機能を搭載したリストバンドを強制的に装着され、それがないものは保安官に逮捕されるし、食料の配給を受けられない。軍隊も警察も中国のために働いている。主人公は家族を守るために命がけで戦う。といっても、最終的にはメキシコ人の若者と一緒にメキシコに逃げるというそれだけの話である。
私はカバー写真にジェット戦闘機が載っていたので期待して借りたのだが、全くの駄作であった。予算をほとんどかけない映画である。出演者は主人公とメキシコ人の若者、 保安官、ギャング程度である。保安官は二人、兵隊も二人、中国人として出てくる俳優は1人だけである。戦闘機も戦闘場面も何もない。なんとも低予算の映画である。
お決まりのごとく、主人公の上司は中国のスパイであった。
ただ面白いのは、悪者は中国になったことだ。前回見た「エンド・オブ・ホワイトハウス」では悪者は北朝鮮であった。アメリカ人の中国に対する恐怖感の表れであろう。どちらの映画でも今や日本は敵でも味方でもない。ほとんど言及もされない、無視である。
1月13日 緑は健康保険を節約する
2014-01-13
緑は国民健康保険を数千億円も節約する
Greeb spaces 'can save NHS billins'
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-24806994
英国の森林トラストの理事長は人々が森林にアクセスできると国民健康保険は数千億円も節約できると述べた。しかし英国の国民の14%だけが木に容易にアクセスできる。ある試算によれば全国民が容易に緑地空間にアクセスできれば、国民健康保険において21億ポンドも節約することができるという。しかし英国では500メートル以内に緑地のある国民は14%しかいないのだ。
緑と健康の間には密接な関係がある。例えば肥満、精神衛生、認知症、自閉症などである。昨年の初めエグゼター大学の研究者により発表された研究では緑地空間は人々の幸福と生活の質を向上させるという。日本では森林浴という言葉がある。近年都会生活者が自然から離れていく現象を「自然欠乏症」ということができる。 2009年の研究では子供たちの10%しか森林地帯で遊ばない。親たちの世代はそれが40%であった。
1月12日 緑は人を幸せにする
2014-01-12
緑地は人間の幸福に対して永続する効果がある
BBC News -- Green spaces have lasting positive effect on well-being
都会で緑の多い場所に住む事は精神衛生上、永続する正の効果があることを英国の研究者が発見した。 1991年以来の英国の4万世帯の統計データを元にしてこのことを発見した。
給料が上がること、昇進する事、結婚すること、宝くじに当たることなどは確かに人々を幸福にする。しかしその効果は6ヶ月しか続かないことが分かっている。
しかし都会的で緑の多い場所に住む事は、精神衛生上良く、抑うつや心配を抑える効果がある。しかもその効果は3年たっても消えないことがわかった。またそのような地域に住む人々は離婚率が低いことが分かった。緑の多い地域に住む人々にはストレスが少なく、したがって夫婦喧嘩も少ないのであろう。
1月10日 ミス・マープル 鏡は横にひび割れて
2014-01-10
ミス・マープル 鏡は横にひび割れて
セント・メアリー・ミード村にハリウッドの大女優マリーナが引っ越してきた。引っ越し先ゴシントン・ホールである。ここはバントレー大佐夫妻が住んでいたところだが、大佐は死んで夫人でミス・マープルの親友であるドーリーが引っ越したのだ。マリーナは村の人々を呼んでパーティーを催す。マリーナの大ファンであるヘザーというおばさんが、出された酒を飲んで死んだ。マープルはその場にいなかったのだが、友人や医者から話を聞いて、ヘザーがマリーナと酒を交換したことを知る。そこで狙われたのはヘザーではなくマリーナではないか、と考えた。警察が乗り出してきた。今回は以前のスラック警部補は警部に出世していた。彼は捜査担当の警部補に、ミスマープルに会うよう勧める。ミスマープルの外見に騙されてはいけないと警告する。しかし担当の警部補はなんとミスマープルの甥であったのだ。それにしても、ミスマープルはたくさんの甥を持っているものだ。
その後、マリーナの夫で映画監督であるジェイソンの遺書のエラも殺される。マリーナも撮影中に毒入りのコーヒーで危うく殺されかけた。ミスマープルは最初の事件に注目する。マリーナがヘザーと話してる時に驚いたような顔をしたのだ。その顔の向こうには何があったか。元の夫が夫の元の恋人を連れてきたとか、聖母マリア像見たからとか、写真撮影をしている若い女性見たこととかいろいろ考えられる。写真撮影をしていた若い女性は、マリーナのかつての捨てた養女であったのだ。
しかし、調べてみると、ヘザーは昔マリーナのファンとして、風疹にかかりながらも会いに来たために、マリーナは妊娠していた子供が知的障害をもって生まれたのだ。結局そのために、マリーナがヘザーを毒殺したと思われる。しかし、マリーナは薬の飲み過ぎで死んでしまった。自殺か事故か分からない。秘書のエラを殺したの、マリーナの殺人に気がついて、脅迫したからだ。
1月8日
2014-01-08
明日は中島科学研究所のセミナーである。そのための準備をする必要がある。話の内容は「飛行機はなぜ飛ぶのか、まだわからない!? 」である。このところ寒いのであまり気力が沸かない。こたつに入ってしまうと気力がこたつにつ吸い込まれるのある。
1月7日 ホワイトハウス・ダウン
2014-01-07
上記の映画を見た。エンド・オブ・ホワイトハウスと非常に似た映画である。今回の主人公は下院議長の警護をしているジョン・ケイルという若い警官である。彼には別れた妻と女の子がいる。娘を喜ばせようと、彼は大統領のシークレットサービスに入って大統領の警護官(Detail)になることを希望して面接を受ける。面接官はなんと昔の女性の同級生だった副長官である。しかし、彼はあっさりと落とされてしまう。しかしそれを子供にいえないので嘘をつく。彼は娘のためにホワイトハウス見学の券を二枚手に入れる。
エンドオブホワイトハウスと違って今回の大統領はオバマ大統領を思わせる黒人である。彼は平和主義者で、中東から米軍を引き上げようとする。それが戦争を望む軍事産業に嫌われるのだ。今回も、お決まりのようにホワイトハウスは襲撃される。今回襲撃するのは、前回のように北朝鮮のテロリストではなく、白人の傭兵団である。今回もまた同じように内部から裏切りが生じる。今度はなんとシークレットサービスの長官である。彼は今日が定年退職の日なのだ。自分の息子が秘密ミッションで死んだこと、および大統領の平和主義は気に入らないのだ。副長官である女性は襲撃の前に外部に出ていた。ホワイトハウスの警護官たちはみんなやられる。
主人公のケイルは、娘と離れてしまう。ケイルは娘探してテロリスト達と戦いを始める。大統領の生死が明らかでないので、副大統領が大統領に昇格する。トイレに隠れていた娘は、なんとスマートフォンでテロリストたちを撮影してYouTubeでアップする。それでテロリストたちの正体が明らかになる。彼らの中にはもとは政府機関で働いていたものがいた。シークレットサービスの長官も正体を明らかにし、ホワイトハウスにいる観光客たちの身代金を要求する。実際、彼は脳腫瘍にかかっており、あと3ヶ月の命なので自殺攻撃を行ったのである。
副大統領はヘリコプターでホワイトハウスを攻撃することを命令する。しかしそのヘリコプターはすべて、ミサイルで撃墜されてしまう。テロリストは全米防空司令部のコンピューターに侵入し、エアフォースワンを撃墜して、それに乗った副大統領を殺す。そこで次に下院議長が大統領に昇格する。彼はホワイトハウスをF22で爆撃することを命令する。しかし、ホワイトハウスの中ではケイルが大統領を助けてテロリスト達と戦っている最中なのだ。それでも、下院議長は爆撃を命令する。しかしケイルの娘が庭に出て大統領の旗を振り、市民たちもそれに呼応したので、パイロットは爆撃を中止する。
最後のテロリストを倒したケイルは庭に現れる。そこで、下院議長が、実は陰で糸を引いていたことを明らかにする。そこに大統領が現れて、クーデターの容疑で下院議長を逮捕させる。
というような筋書きである。ネットの評価を見ると、エンドオブホワイトハウスの方が評価が高い。ホワイトハウスダウンの主人公は何か少し弱々しい。それにしても同じような映画が、同じ時期に(2013年の夏)に公開されるとは驚きだ。
1月6日 エンド・オブ・ホワイトハウス
2014-01-06
エンド・オブ・ホワイトハウス (The Olympus has fallen)
という名前の2013年製作のアメリカ映画を見た。ホワイトハウスが北朝鮮のテロリストに占領され、大統領が人質に取られるという話である。主人公はシークレットサービスで大統領一家を警護する役割を帯びていたマイク・バニングである。彼は吹雪の日に、大統領専用車の警護の任についていたが、事故のため、大統領夫人を死なせてしまう。そのため彼は任務を解かれて財務省でデスクワークをしている。
1年半後に韓国の首相が大統領を訪問する。ちょうどその時、国籍不明の輸送機がワシントン上空に侵入し、警告にやってきたF22戦闘機をガトリングガンで撃墜する。さらに市街地の人々を攻撃し、ホワイトハウスを攻撃しようとするが、最終的に撃墜されてしまう。
その騒ぎに、大統領と韓国首相は地下室に避難する。そこに見物人に紛れたテロリストたちが攻撃を開始する。シークレットサービスは応戦するが、バタバタとやられてしまう。そこに駆けつけたバニングはホワイトハウスの中に潜入する。地下に避難した大統領、副大統領、国防長官、統合参謀本部議長たちを、韓国の警護官たちが襲う。彼らは実は北朝鮮のテロリストたちであったと言う設定だ(ほとんどありえないだろ) 。
さらに元シークレットサービスの警護官が、テロリストの仲間に加わっていたのだ。韓国首相はすぐに殺されてしまう。SEALSが奪還作戦を展開するが、ヘリコプターは1機をのぞいて撃墜される。
テロリストは日本海に展開する。第7艦隊と在韓米軍の撤収を要求する。さらに核兵器の解除コードを明らかにすることを要求する。そのコードは大統領、国防長官(女性) 、統合参謀本部議長の3名だけが知っている。まず統合参謀本部議長は拷問されて、コードを吐く。次に、国防長官も大統領の要請でコードを教えた。テロリストたちはアメリカ国内で核を爆発させようという魂胆だ。大統領にコードを吐かせる為に、逃げている大統領の息子を探す。しかし主人公のバニングは大統領の息子を助け出す。テロリストたちは国防長官を見せしめのためにホワイトハウスの玄関のところで殺そうとするが、バニングに助けられる。最後にはテロリストたちは全員バニングにやられてしまう。というハリウッド的ハッピーエンドである。
北朝鮮のテロリストは日本海のことを英語でSea of Japanと言っていたが、韓国人がこれを聞いたら怒り狂うであろう。韓国の首相が真っ先に殺されることもあり、この映画は韓国では上映禁止になるのではないだろうか。韓国にも北朝鮮にもかなり屈辱的な映画だ。もっとも日本は言葉すら出てこない。完全に舞台の外である。
1月2日 リッツカールトンホテル
2014-01-2
私たちは正月はいつもホテルで過ごすことにしている。いつもは大阪上本町にあるシェラトン都ホテルに泊まることにしている。というのも、家内の88歳になる母が、その近くで一人暮らしをしているので、正月には母を呼んで食事をすることにしているのだ。ところが今年は都ホテルを予約することができなかった。満杯だったのだ。そこで、その近くの同クラスのホテル、ホテルニューオータニ、帝国ホテルなどもあたってみたが、どれも満杯だった。最近は正月をホテルで過ごす人が増えているので、かなり早くから予約しなければ駄目だったのだ。そこでいろいろあたってみたが、予約できたのはリッツカールトンホテルだけであった。ここが空いていたのは、あまりに高いからであろう。はっきり言って、 2人で1泊で5万円近くもした。
リッツカールトンホテルは西梅田にある。 JR大阪駅で降りて、長い地下道を通って辿り着く。このホテルは英国スタイルである。ロビーは広いわけではないが、非常に落ち着いている。ただ、今日は正月なので、客が多く、それも子供連れが多いので、多少普段とは違っていた。
われわれは33階のスーペリアルームというところの部屋をとった。広さは40平方メートル以上ある。とても豪華である。こんな贅沢するのは1年に1度は関の山だ。
部屋は北側にあり、目の前にJR貨物の梅田駅の跡が見える。すっかり整地されている。ここに新しい建物が建つのであろう。その左は空中庭園のあるツインタワーだ。梅田駅の右は去年開業したグランフロントである。さらに右側に大阪駅が見える。
食事は5時半から5階にある日本料理の花筐(はながたみ)というレストランで懐石料理を食べた。値段のことばかり言うのもはしたないけれども、一人前1万7,000円である。まあ1年に1度のことであるから、このような贅沢も許されるであろう。
1月1日 ミス・マープル 動く指
2014-01-1
元日早々からツタヤに行って、DVDを借りてしまった。
「ミス・マープル」の第9巻「動く指」
バートン兄妹がライムストックという村に女中付きの大きな田舎屋を借りる。兄のジェリーはパイロットで、墜落事故で足を悪くしている。近所の人々とあったあと、二人は兄妹ではなく愛人同士だと中傷した手紙が届いた。このような手紙は他の人たちにもたくさん届いていた。弁護士シミントンの妻が、手紙を受け取ったあと死んでいるのをシミントンが発見し、家庭教師のホランド嬢をよぶ。手紙は子供がシミントンの子供でないと書いてあった。警察では自殺ということになった。ところがシミントンの若い女中が死んでいるのを、シミントンの義理の娘のメガン(20)が発見した。警視が捜査を開始する。メガンは野性的な女性だが、バートン兄は彼女をロンドンに連れて行き、ヘアメイクをさせ、良い服を買ってやる。「マイフェアレディ」のヒギンズ教授とイライザのまねである。バートン妹は医者に恋して、医者の妹はシミントンに恋して、その家の家庭教師のエルジイ・ホランドに脅迫状をタイプして、警察に逮捕された。しかし殺人犯人は彼女ではなく、シミントンであり、妻を殺すためのプロットであった。ミス・マープルは警視にある案を授ける。メガンがシミントンに殺人を知っているかのようににおわせて大金をせびった。その夜、シミントンはメガンに眠り薬を飲ませて、ガス自殺を装わせたが、その場で警察に逮捕された。