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グーグルグラスの競争者たち

詳細

グーグルグラスが発表されて、現在は開発者たちが新しいアプリを開発している。すでに1部の使用例が報告されている。現在の価格は1,500ドル、日本円にして15万円くらいとかなり高い。一般の我々は入手できるのは2014年からであると言われている。

このグーグルグラスに対する対抗馬がいろいろ現れてきた。それに関する解説を紹介しよう。

ビデオ撮影としてのアイウェアー

Epiphany Eyewear

グーグルグラスの1つの欠点として、眼鏡をかけている場合は使えないことがある。その欠点を解消したものとしてEpiphany Eyewearがある。これは眼鏡の形をしていて、自分に合ったレンズをはめることができる。眼鏡フレームにあるボタンを押すとHDのビデオカメラになるのだ。メモリは、8, 16, 32 GBある。値段は399ドルである。

Eyez

Zeyez社のEyezも同様なものである。 8 GBのフラッシュメモリを持っており、ビデオと写真を記録することができる。その映像はWiFiかBluetoothを通じてコンピュータに転送することができる。あるいは、 iPhoneなどのスマホに無線で転送することができる。 3時間録画できる。

現状でもスマホやデジカメを使ってビデオや写真を撮ることができる。しかし、ビデオの場合、通常は短時間の映像に限られる。長時間スマホを構えているのは大変だからだ。また、写しているシーンを直接に見るのではなく、スマホの狭いスクリーンを通して見なければならない。実際に私は講演を iPhoneとiPadで録画したのだが、大変であった。ここで紹介した機器を使えば、単に講演者の顔を見ているだけで記録できるのである。

スマートフォンの入出力機器として使用できる物

GlassUpこれはグーグルグラスに似ているが、自分のレンズを挿入することができる。スマートフォンとBluetoothを通じて連携している。スマートフォンに入ってくるメールやテキストメッセージ、 Facebookの更新情報が眼前に表示される。これはリードオンリーである。入力するためにはスマートフォンを直接操作しなければならない。

Vusix smart glasses M100この機種は上で紹介したようなメガネの形をしていなくて、主要部分を耳に挿入する。その主要部分からアームが伸びていて、その先に小さなスクリーンがマウントされている。これを装着するといかにもオタクという感じがするかもしれない。これはスマートフォンに届いたメールなどを表示することや、ビデオや写真を撮るだけでなく、補強現実も可能である。 GPSや頭の位置をセンスする機器も備わっているのでアプリ次第でいろんなことができるであろう。

Meta SpaceGlasses

この機種は今まで紹介したものの中で最も進んだもので、眼前に3次元のホログラムを映し出す。補強現実用の機器である。あまりにも大げさな装置なので、当面はゲーム専用であろう。 667ドルである。

   
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