サロン・ド・科学の散歩 第4回
日 時:2013年8月17日(土)13:00~18:00
場 所:NPO法人あいんしゅたいん事務所(京都市左京区吉田本町 5-14)
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テーマ:江戸の天文:陰陽道・暦
東洋の天文学は、陰陽道や暦と深く結びついて発展してきました。そこで、古典の中にある天文学、その道では有名な小山勝二先生に問題提供をしていただきます。
小山先生は、定年後も活発に研究をされており、若手の内田裕之さん(学振特別研究員)たちとの共同研究で、藤原定家が「明月記」に記録した超新星SN1006の実像に迫る仕事をされ、論文が米国の科学雑誌「アストロフィジカル・ジャーナル」(771号:2013年7月)に掲載されました。
藤原定家が1006年に超新星爆発があったことを「明月記」に記録していることは有名ですね。この超新星SN1006は史上最も明るく輝いた核暴走型超新星なのだそうです。この発見は、「星の爆発のメカニズム」を解き明かす重要な手掛かりを与えるものだそうです。平安時代の古典から知る宇宙の歴史、それが科学で解明されるという時代なのです。
そもそも、「超新星」ってなんですか?新しく生まれた星でしょうか?そんな素朴な質問からでも構いません。江戸時代は暦と天文学をめぐる東西の戦いがありました。その「兵ものどもが夢のあと」が京都には残されているそうです。夏の一夜をそんな話題で楽しみませんか。
実は、これを皮切りに、2014年に開かれる京都大学総合博物館の天文展示会へのいざないが始まります。来年が楽しみです!
トーク:小山勝二(京都大学名誉教授 宇宙物理学)
コメント:佐藤文隆(NPO法人あいんしゅたいん 名誉会長)
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TEL: 075-762-1522(平日10時~17時)
備 考:クッキーとお茶代として300円をいただきます。ご協力お願いします。