研究所紹介  

   

活動  

   

情報発信  

   

あいんしゅたいんページ  

   

サロン・ド・科学の散歩 第3回(特別企画1)

日 時:2013年8月11日(日)13:00~16:00

場 所:NPO法人あいんしゅたいん事務所(京都市左京区吉田本町 5-14)

  印刷

テーマ:統計学・・・知らないとソン!

「心臓病で死亡する人の98%が直前にこの食材を食べていた。さて、この食材は規制すべきでしょうか。」(ためしてガッテンより)
みなさんは、どう考えますか?今、統計がブームです。「統計学をやってない人は簡単に騙されてしまう」というわけです。特に、福島原発事故後、いろいろな資料を比べることが必要になり、データを見て判断しないと嘘か本当か見分けられないですね。

ところが、日本では統計を学校で習わないので、あまり勉強していません。
近代統計学の父といわれるケトレーは、自由意志によってバラバラに動くように見える人間の行動も、社会全体で平均すれば法則に従っていると考えたのです。これ以後、統計学は発展し、個性のある生物実験、経済学と密接につながって、社会統計の分野が発展しました。
ケトレーの弟子であるナイチンゲールは、医療分野に統計学を応用し、グラフを描くことでわかりやすく説明できるよう工夫した科学者だったのです。

最近、健康への関心が高まり、病気を予防するための調査や薬の効き方などを正確に知るための疫学に必要が高まっています。にも関わらず、統計を専門にするプロの科学者が圧倒的に不足しています。

今回は、このことを憂える若き統計学者、田中司朗先生をお迎えして、疫学の面白さ、統計の醍醐味を話していただきます。
先生は伝統ある東京大学医学部疫学・生物統計学教室の大橋靖雄研究室でドクターを取り京都大学に来られました。この分野はこれから人材が必要な分野です。疫学・統計学のことを知りたい人は年齢を問わずおいでください。
特に、我こそはと思う若い人たち、ぜひ一度顔を出してください。

トーク:田中司朗(京都大学大学院 医学研究科社会健康医学系専攻 講師)

コメント:坂東昌子(NPO法人あいんしゅたいん 理事長)

申 込:定員に達したため、参加申込受付は終了しました

備 考:クッキーとお茶代として300円をいただきます。ご協力お願いします。

   
© NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん (JEin). All Rights Reserved