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カッチーニのアベ・マリア・・・ヘイリー・ウエステンラ、アンドレア・ボチェッリ、スミ・ジョー、デイビッド・リー、奥村愛

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アベ・マリアといえばシューベルトのものとかグノーのものが有名である。ところが最近はカッチーニのものが有名になってきている。カッチーニとは16-17世紀イタリアのバロック音楽初期の作曲家である。

ところがこのカッチーニ作曲のアベ・マリアは、本当はカッチーニの作曲ではなく、1970年頃にソ連の音楽家ウラディミール・ヴァヴィロフの作曲したものである。歌詞もアベ・マリアを繰り返すだけで、バロックの様式とは相容れないという。出自はともかく、なかなか良い曲であるので、近年人気が出てきている。

ヘイリー・ウエステンラ

私が初めてこの曲を聴いたのは、ヘイリー・ウエステンラの曲である。彼女の声は非常にピュアーで天使的である。ヘイリーのカッチーニのアベ・マリアは、この他にも録音があるが、最高音部のキーを下げているので、少し失望する。これがよい。

 

アンドレア・ボチェッリ

男性歌手としてはアンドレア・ボチェッリを外すわけにはいかない。指揮者は韓国系のチョン・ミョンフン(Myung-Whun Chung)である。

 

スミ・ジョー

韓国系の音楽家としては、スミ・ジョーを外すわけにはいかないだろう。韓国生まれのソプラノオペラ歌手で、カラヤンに絶賛されたという。最後の部分のピュアーな高音に注目。

 

 

   
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