慕情 Love is a many splendored thing
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- 2012年1月23日(月曜)04:40に公開
- 作者: 松田卓也
1955年に公開されたアメリカ映画「慕情 Love is a many splendored thing」は、映画そのものよりもサミー・フェイン作曲の主題歌で有名になった。映画の監督はヘンリー・キング、原作はハン・スーインで、香港を舞台とした恋愛映画である。ヒロインのハン・スーインにはジェニファー・ジョーンズ、ヒロインの相手になる男性は、当時のイケメン俳優の代名詞とも言うべきウイリアム・ホールデンが演じた。
ウイリアム・ホールデンと言っても、現代の人には分からないであろう。1918年生まれのアメリカを代表するハリウッドスターであった。もっとも晩年は悲惨で、アルコール中毒になり1981年に自宅の階段から酔って転落して出血多量で死亡したが、その発見は死後数日を経てからであったという。
その主題歌Love is a many splendored thingは、映画音楽史上の名曲であると思う。まずはアメリカの往年の名歌手アンディ・ウイリアムズで聞いてみよう。1927年生まれのアメリカのポピュラー歌手で、1962年から9年間NHKで「アンディ・ウイリアムズ・ショー」が放映され、筆者もよく聞いたものだ。日本にもファンは多く、何度も来日している。多くの映画主題歌を歌っている。その甘い美声は非常に魅惑的である。
アンディ・ウイリアムズ(Andy Williams)
次は1936年生まれのエンゲルバート・ハンパーディンク。この人の名前も現在ではほとんど知られていないが、1960-70年代には女性を中心に絶大な人気を誇った。2005年にも来日している。
エンゲルバート・ハンパーディンク(Engelbert Humperdinck)
アメリカのダークダックスのような存在であるフォー・エイセスは50年代に活躍した、アメリカの男性4人組のコーラスである。慕情は彼らが始めに歌った。1959年に解散した。
フォー・エイセス(The Four Aces)