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聖子ちゃんの冒険 その7

納涼古本市の冒険

下鴨納涼古本市

いつものように秘密研究所で高山先生、林くん、松谷先生が話している。

「祇園祭と御手洗祭を制覇したから、これからも京都のさまざまな行事を制覇していこうではないか」と松谷先生。
「後はどんな行事があるのです? 」と高山先生。
「 8月11日から17日までは、下鴨神社で納涼古本市があるよ」と松谷先生。
「それじゃちょうど今がその期間じゃないですか」と高山先生。
「どうだい、今から出かけないかい? 」
「いいですね、それじゃ森先生を呼びましょう。森先生が来たら聖子ちゃんにも連絡しましょう」と高山先生。

というわけで暑い夏の午後、例の5人組が秘密研究所に集結した。

「今日はどこに行くのですか? 」とは聖子ちゃん。
「下鴨神社の納涼古本市だ」と松谷先生。

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聖子ちゃんの冒険 その6

御手洗祭の冒険

総天然色の聖子ちゃん

いつものように秘密研究所に高山先生、林君、松谷先生がいるところに、仕事を終えた森先生がやってきた。そこにこれも授業の終わった聖子ちゃんがやってきた。

「森先生、こんにちは、みなさん、こんにちは」
「聖子ちゃん、君ほど魅力的な女性はこの世にいないね」

と、そこまで言うかというお世辞を平気で言う松谷先生。高山先生と林君は少しあきれた顔で、松谷先生と聖子ちゃんを交互に見た。森先生は恋人が褒められたので、うれしそうであった。

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聖子ちゃんの冒険 その5

祇園祭の冒険

宵宵山の冒険

いつものように秘密研究所に高山先生、林君、松谷先生がとぐろを巻いているところに、森先生がやってきた。やがて聖子ちゃんも授業を終えて現れた。

「森先生、みなさん、こんにちは」と聖子ちゃん。
「やあ、聖子ちゃん、いいところに来たね。今日は祇園祭りの宵宵山だ。みんなで行こうと話し合っていたところだ。君も行くかね」と松谷先生。
「はい、森先生も行かれるなら、私喜んでご一緒させていただきます」
「君も、現金だね」
「へへへへ・・・」
「それじゃあ、早速出かけよう」

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聖子ちゃんの冒険 その4

天狗の白玉先生と聖子ちゃん

天狗の白玉先生

今日もまた例の5人組が秘密研究所に集まった。いつものように松谷先生のお世辞が始まった。

「聖子ちゃん、君はなんて魅力的なのだ」
「ありがとうございます。でもそれほどでもありませんわ」
「いや、それほどでもあるよ」とは森先生。森先生も松谷先生に感化されて、結構言うようになった。
「うれしい」と、素直な聖子ちゃん。

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聖子ちゃんの冒険 その3

橋野姫子の丑の刻参り

「僕の話の主人公の女性は橋野姫子という」と森先生が始めた。
「それも安易な命名だね。橋姫のことだろう」と高山先生が混ぜ返す。

「ハハハ、姫子は大阪にある会社の OL だ。大学を卒業して、その会社に入社してすでに13年経っているので現在は35歳だ。職場ではお局様と呼ばれている。容貌は普通の女性だ」
「なるほど、それでは男性の方は?」と高山先生。
「主人公の男性は森山君という。非常にハンサムで、かつ筋肉ムキムキの男だ。姫子より7歳も年下だ。筋肉ムキムキだけあってナルシストだ。しかし仕事は大してできるわけでは無い。頼りない男だ」
「なんか林君を思わすなあ」と高山先生。
「僕は仕事はできますよ。ハンサムというのは否定しませんがね。ナルシストとは失礼な」と林君。
「もうその年齢差を聞いてだけで、悲劇が想像されますね」と聖子ちゃん。

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聖子ちゃんの冒険 その2

鉄輪(かなわ)

聖子ちゃんと森先生

森先生が大学を出て京都の小学校の先生になった。その時に森先生が聖子ちゃんの担任になったのだ。さらに貧乏な森先生は、お金持ちである聖子ちゃんのお父さんのマンションに住むことになった。それで森先生は聖子ちゃん達姉妹と親しくなった。森先生は聖子ちゃんの家に行ったり、また聖子ちゃん達が森先生の部屋に来たりして、森先生はその姉妹と遊んだ。森先生は姉妹の中でも特に真ん中の聖子ちゃんが気に入っていた。森先生が撮った子供の頃の聖子ちゃんの写真が沢山残っている。

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  1. 聖子ちゃんの冒険 その1
   
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