LDMセミナー>放射線のデータ検討会
日 時:2012年7月21日(日) 14:00~17:30
場 所:可視化実験室
テ ー マ:広島・長崎⇔チェルノブイリ⇔福島の比較検討
話題提供:一瀬昌嗣・坂東昌子
広島・長崎⇔チェルノブイリ⇔福島 という連関を重視しながら、これまでのデータの検討と問題点を明らかにすることを心がけます。今までに読んだ知識を出し合い、できるだけ効率的に全体像を把握します。 論文紹介は、一瀬・坂東が行います。
1)沢田論文の検討(一瀬紹介)
最近、長く学術誌にリジェクトされていた論文が、社会医学研究.第29 巻1 号.Bulletin of Social Medicine, Vol.29(1)2011に掲載されたそうです。また、チェルノブイリの清涼調査についての今中論文も検討します。このお二人は8月8日~10日の研究会で、議論をたたかわせたかったのですが、お二人とも事情で来れないということなので、代わりにLDMで検討し、メールでの意見交換を事前に行って、補いたいという計画を立てています。
2)ANSレポートの概要
ANS(アメリカ原子力学会)の膨大なレポートを佐治さんからご紹介いただきました。6月の学会で、特別セッションをもうけて会長自ら組織したものです。佐治さんから送られてきた情報を紹介します。
この膨大なレポートは,丁寧に参考文献も挙げられており、すぐには全部を読むことはできません、しかし、概要をみると、「ほんまかな」と半信半疑な部分がたくさん出てきそうです。ICRPのLNT仮説も批判しています。大雑把に何を言っているか概要だけでも、一度話し合ってみましょう。ざっと読んでみると、あまりの断固とした言い方にカルチャーショックを受けています。概要を当日坂東が紹介します。
今日間浦くんに話したら、学生班が中心になって「夏休みに読み切るセミナーを人を集めてやりましょう」と言ってくれました。膨大なレポートですが、結構読みやすいので、英語論文を読む最初のものとしては、結構、訓練にもなります。学生班が中心にチューターをやりながら、セミナーを計画したいと思います。学生の方で参加したい方は、ぜひお集まりください。(坂東より)