大人のための科学教室 2012年第2回講座のご案内
9月22日に開催した第1回講座では、「放射能とは?」「どうしてあるとわかるか?」「放射線と放射能はどうちがうの?」「放射線と人間の付き合いの長い歴史」「健康な食生活を送るために」といったことを大雑把に捉えることができました。
放射線は特別なものではありません。私たちの生活空間にはいろいろな放射線が飛びかっています。私たちの体や食べ物も放射線を出す物質を含んでいます。
そこで第2回講座では、放射線発見の歴史や身近にある放射線などについて講義します。次に、身近な材料である空き缶を使って放射線を見る測定器「霧箱」を作ります。そして、その霧箱を使って周りの放射線を観測してみます。
今回の開催場所である放射性同位元素総合センターのロビーには放射線の歴史を物語るさまざまな測定器や機械などが展示されており、見学することができます。ぜひこの機会に放射線に関係する様々な機器を直接ご覧ください。
「大人の科学教室」は、市民が科学技術をより身近に感じ科学を楽しむ、そして「科学が好きな大人」の仲間を広げよう、こんな願いを実現すべく企画しました。
お父さんもお母さんも学校の先生も、科学に興味を持つ誰もが集まって一緒に実験・学習しながら、この場でたくさんの仲間を作りつつ、楽しく知識を身につけていきませんか。そしていつか、あなたも周りに科学を広める側になってみませんか(※)。
諸事情により延期しました第2回講座ですが、日本物理学会京都支部より財政的援助をいただき、今回は無料で実施することとなりました。皆さまぜひぜひご参加ください!!
※ |
あなたも科学を普及する側になりませんか あいんしゅたいんが実施するJEINET(科学普及員研修会)の研修生登録をしていただくと、「大人のための科学教室」を含む指定の研修会に所定回数以上参加しレポートを提出することで、科学普及員認定を受けることができます。 詳しくは、JEINET(科学普及員研修会)のページをご覧ください。 |
場 所:放射性同位元素総合センター教育訓練棟講義室
アクセスマップは こちら
開催日時:2012年12月22日(土) 午後1時00分~3時00分
対 象:高校生以上
募集人数:定員60名(定員に達し次第、締め切ります)
● |
受講申込者が20名に満たない場合は開催を見合わせる場合がございます |
● |
お子様と同伴していただくことができます |
テ ー マ:見て・聞いて・作ってみよう放射線
第1部: |
RIと放射線の種類(お話し) |
|
RI(放射性同位元素)とはどういうものか、どんな種類があるのかを知りましょう。 放射線の種類にはどんなものがあるか理解しましょう。 |
第2部: |
空き缶で霧箱を作ってみよう(お話し・実験) |
|
今日本では、福島原発事故とも重なって、多くの先生方が放射線教育を工夫してとりくんでおられます。その中で、霧箱作りがとても盛んになっています。 霧箱は、過飽和状態の霧を発生させて、それにわずかでも放射線などが通過する際に攪乱を与えるので霧が可視化できるという仕組みを使っています。作り方によって自然放射線がうまく見えたり見えなかったりしますので、性能のいいものを作るためみんな工夫を重ねています。 今回は空き缶を使っての霧箱作りで、比較的簡単な「京大方式」といわれているものに挑戦します。 実際に霧箱を作って自然放射線を見ることができると、周りの放射線が実感でき身近に感じます。材料もドライアイス以外は日常すぐ見つかるものばかりです。 |
受 講 料:無料
講演・指導 : |
戸崎充男(放射性同位元素総合センター放射線教育担当 物理部門 准教授) 角山雄一(放射性同位元素総合センター放射線教育担当 生物部門 助教) |
アドバイザー: |
科学普及研修員 |
申 込:受講申込フォームよりお申込み下さい
ご 注 意:以下の点ご了承の上、お申し込みください
● |
教室の様子は撮影することがあります。 撮影した映像の一部は電子教材として使用し、インターネット等の媒体を通じて公開させていただく場合があります。公開に際しては、可能な限り肖像権に配慮した編集を行いますが、科学教室という性格上、写り込みが生じる点はご了承ください。 |
● |
受講生追加募集のため、受講申込後、欠席される場合は、必ずご連絡をいただきますようお願いいたします。ご連絡いただけないまま欠席された場合、次回からの受講申込をお断りさせていただく場合がございます。 |
問合わせ: E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 TEL:075-753-7471(10時~16時)
共 催:NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん・日本物理学会京都支部
備 考:京都大学理学部ホームページ・京都大学全学ホームページにも情報が掲載されていますのでご覧ください