大人のための科学教室 2013年第2回講座のご案内
今回は、独立行政法人 放射線医学総合研究所名誉研究員の佐渡敏彦先生をお招きし、 「低線量放射線の人への健康影響」について今一度学びます。
佐渡先生は実験生物学者としての視点から、100ミリシーベルトで0.5%がんリスクが上昇するとの根拠となっているLNT仮説についての問題点を指摘していただきます。現在の福島の状況をどう考えるか、>将来にわたる人への影響を考える上で、LNT仮説についての認識はとても重要です。
後半の車座討論会には、今回の事故以降各地で活躍されている放射線生物学の専門家も参加される予定です。これまでに放射線のピアエデュケーターを目指して勉強されてきた方には、特に良い機会です。おおいに質問して、知識を確かなものとしましょう。
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「大人の科学教室」は、市民が科学技術をより身近に感じ科学を楽しむ、そして「科学が好きな大人」の仲間を広げよう、こんな願いを実現すべく企画しました。
お父さんもお母さんも学校の先生も、科学に興味を持つ誰もが集まって一緒に実験・学習しながら、この場でたくさんの仲間を作りつつ、楽しく知識を身につけていきませんか。そしていつか、あなたも周りに科学を広める側になってみませんか(※)。
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あなたも科学を普及する側になりませんか あいんしゅたいんが実施するJEINET(科学普及員研修会)の研修生登録をしていただくと、「大人のための科学教室」を含む指定の研修会に所定回数以上参加しレポートを提出することで、科学普及員認定を受けることができます。 詳しくは、JEINET(科学普及員研修会)のページをご覧ください。 |
場 所:京都大学理学部セミナーハウス
アクセスマップは こちら
開催日時:2013年3月31日(日) 午後1時00分~4時30分
対 象:高校生以上
募集人数:定員60名(定員に達し次第、締め切ります)
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受講申込者が20名に満たない場合は開催を見合わせる場合がございます |
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中学生以下のお子様は同伴していただくことができます |
テ ー マ:「低線量放射線の人への健康影響」を、今一度学び考えよう
挨 拶: |
「はじめに」 石田憲二(日本物理学会京都支部長・京都大学理学部教授) [13:00~13:10] |
第1部: |
講演:「低線量放射線の人への健康影響 ー直線しきい値なし(LNT)モデルの功罪ー」 佐渡敏彦 [13:10~14:30] |
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講演者の佐渡敏彦先生(独立行政法人放射線 医学総合研究所名誉研究員)は、生涯を放射線の生物影響研究に関わってきた一人の放射線科学者として、一人でも多くの国民に、放射線の人体への影響について、できるだけ正しい知識をもっていただく努力をする責務があるのではないかということで、2012年には『放射線は本当に微量でも危険なのか?』を発刊され、LNT仮説に内在するいくつかの問題点について指摘されています。今回の原発事故とその影響について、実験生物学者としての視点から考察をしていただきます。 |
第2部: |
福島県の民話 「足長、手長」紙芝居 伊藤早苗・渡辺朋子 [14:30~14:50] |
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読み手の伊藤さん・渡辺さんは、福島から京都へ原発事故後避難して来られました。福島弁で福島の民話を興味深く語っていただきます。 |
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【休憩】 |
第3部: |
車座討論 [15:00~16:30] |
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低線量放射線の影響・発がんリスク・リスクコミュニケーション他、数人の関連分野の研究者からコメント その後自由討論 |
受 講 料:無料
講演・指導 : |
佐渡敏彦(独立行政法人放射線 医学総合研究所名誉研究員) |
アドバイザー: |
科学普及研修員 |
申 込:受講申込フォームよりお申込み下さい
ご 注 意:以下の点ご了承の上、お申し込みください
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教室の様子は撮影することがあります。 撮影した映像の一部は電子教材として使用し、インターネット等の媒体を通じて公開させていただく場合があります。公開に際しては、可能な限り肖像権に配慮した編集を行いますが、科学教室という性格上、写り込みが生じる点はご了承ください。 |
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受講生追加募集のため、受講申込後、欠席される場合は、必ずご連絡をいただきますようお願いいたします。ご連絡いただけないまま欠席された場合、次回からの受講申込をお断りさせていただく場合がございます。 |
問合わせ: E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 TEL:075-762-1522(10時~16時)
共 催:NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん・日本物理学会京都支部
備 考:京都大学理学部ホームページ・京都大学全学ホームページにも情報が掲載されていますのでご覧ください。