2015年度親子理科実験教室(春コース)第3回を開催しました
6月14日(日)、親子理科実験教室(春コース)第3回が京都大学理学部セミナーハウスにて行われました。
春コース最終回のテーマは「透明標本で何がわかる?」で、第1回目から準備してきた透明標本を観察する予定でした。
しかし、残念ながら、前回までの実験がうまくいかなかった人がいたため、今回は、その反省と原因究明をして、実験のリベンジを行います。
まず、2日目に行った微化石を見つける実験では、見つけられなかった人と見つけられた人がいたので、その原因を考えます。みんなで意見を出して考えた結果、瑞浪の砂岩が乾いていなかったこと、また顕微鏡の使い方を正確に理解できていなかったのが理由のであるとの結論になりました。
この反省を活かして、再度乾いた砂岩を顕微鏡で見てみると、子どもたちはたくさんの微化石を見つけることができました。
次は、1日目に行った透明標本作りの下準備ですが、最後の最後で標本となるアジがバラバラになってしまいました。
ただ、その原因究明が大切です。子どもたちから失敗した原因についていろいろな意見が出ましたが、失敗したアジを観察した結果、ホルマリンに漬けておく時間が短かったことが原因だったこと、そしてそのためには、やはり魚を小さくすることが一番の解決方法であるとの結論に至りました。
そこで、アユを使ってリベンジです。子どもたちは、ホルマリンに漬けておいたアユの皮むきを行い、あとの作業を先生に託しました。すぐには完成しないので、出来上がれば子供たちに送ることを約束して実験を終了しました。
最後は、オタマジャクシがカエルになるまでを全て透明標本にして、賞をもらった小学生の実験が紹介されました。
オタマジャクシから足が生え始め、シッポが短くなっていき、やがてカエルになっている過程が透明標本となっている映像が紹介され、子どもたちはもちろん、保護者の方も驚きの様子で見ておられました。
これで、春コースは終了となりますが、来週日曜日からは春~夏コースが始まります。8月以降も当法人では楽しい実験教室を順次開催予定ですので、お楽しみに!
<角山雄一先生> |
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