音を伝える方法 2(EM-TA-Y-02)
ラジオから音が出る不思議 ー 音を伝える方法 2(物に記録)ー 山下芳樹先生
※ 動画に登場する子供さんにつきましては、インターネット配信に対する許可をいただいております
音は空気の振動が人間の鼓膜に伝わり、それが脳に伝わって聞こえます。
音を出すときも、口の中では声帯の振動、あるいは楽器の振動が、空気を通して音の振動が伝わります。その振動と同じ動きを「物」に記録して、それを通して相手に音を伝える道具が最初の録音機でした。
今はあまり使われなくなりましたが、レコードはこの仕組みを使っています。レコードの針でレコード盤の振動を受け取るのです。
今ではもっと便利な方法が使われるようになりました。磁気カードのように磁石の向きを利用して信号を伝える方法もありますし、コンパクトディスクのように、円盤状のプラスチックに細かいくぼみを作って音の情報を記録しているものもあります。これを読み取って、再び音の情報に戻すことによって、音として聞こえるようにしています。
でも、これだと記録したものを運ぶので、すぐに音は伝わりませんね。もっと遠くまで、もっと早く音を伝えるにはどうしたらいいでしょう?それが次の山下先生のお話です。