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2016年度親子理科実験教室(春コース)第3回を開催しました

6月12日(日)、親子理科実験教室(春コース)第3回が京都大学理学部セミナーハウスにて行われました。

まずはティータイムです。マロウの花のハーブティーを入れますが、残念ながらこれは実験で使うので飲みません。
お茶がしみ出るまで置いておくのですが、その間に前回教室の宿題、子どもたちがビー玉顕微鏡で撮った写真をスクリーンに映して、みんなで何を撮ったのか当てます。
拡大した写真では一見何かはわかりづらく、正解を出すのは意外に難しかったですが、子どもたちが撮ったいろいろユニークな顕微鏡写真を見ることができました。

ここから、いよいよ今回の実験を始めます。
まず、植物などに色がついているということは、その色が必要だからではなく、不要なものを反射させているからということを学んだあと、先ほど入れたハーブティーを使って、液体の種類を見分ける実験を行います。
試験管に入っている透明な数種類の液体にハーブティーを入れると、それぞれ異なる色に染まります。この現象が起こる原理は、マロウの花から抽出したアントシアニンが、酸性・中性・アルカリ性のそれぞれに対し、異なる色に反応するからだということをこの実験から学びました。

これを踏まえて、次はマロウのハーブティーに、いろいろな液体を入れてその液体の性質を見極めます。それぞれの液体を入れるだけでなく、同じ液体でも入れる量を変えてみたりもして、そのphを確認しました。同じ実験を行っても、他の液体が混ざってしまうなどの原因で、それぞれ多少結果が異なったりすることも同時に経験することができました。

最後は、講師の角山先生が監修した「ラドラボ」という放射線について学べるカードゲームがお土産として配られ、遊び方のレクチャーを受けて終了しました。

これで、春コースは終了となりますが、8月以降も当法人では楽しい実験教室を順次開催予定ですので、お楽しみに!

<角山雄一先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

基礎科学研究所ホームページ

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