2012年度親子理科実験教室(春~夏コース)第3回を開催しました
8月26日(日)、親子理科実験教室(春~夏コース)第3回を京都大学理学部セミナーハウスにて開催しました。本コースも今回で最終回、テーマは「電気を流して磁石をつくろう」です。
まずは、方位磁針が磁気センサーであることを復習し、磁石の周りのいろいろなところに方位磁針を置いて、針がどちらを向くのかを実験し、それが磁力線の向きに添って反応していることを確かめました。
次に、コイルを巻いた銅線に電気を流して、それに方位磁針を近づけ、針がどちらを向くかを観察しました。銅線に電流が流れると、針は敏感に動きます。実は、この現象が磁石と同様に、周りに磁場ができていることが理由であることを学びました。
最後は、直線電流を流した時の周りの磁場を観察するのですが、そのために直流大電流が流れる電線「パスカルケーブル」を用いることによって、実際に体感することがでました。複雑な動きをするので、低学年のみなさんには「不思議な体験」で終わったかもしれませんが、その体験はとても楽しいものでした。また、高学年の皆さんは第1回と第2回で学んだ電気と磁気、この別であった2つはお互いに深く関係していることが見えてきたのではないでしょうか。
休憩時間もなしでみなさん熱心に取り組み、「大人も勉強になった」という感想が多く見られました。
これで春~夏コースは終了ですが、10月からは秋~冬コースが始まります。皆さま是非ご参加ください。
<教室の様子>