「大人のための科学教室」を開催します
当法人では、これまで全国の理科好きな子供たちを対象に、学校の授業とは一味違う広がりのある内容で楽しく学べる場を提供すべく、親子理科実験教室を企画し、開催してきました。
今では東京や九州から、好奇心あふれる子供たちがやってきて、他では味わえない楽しい時間を過ごしていただいております。
実験教室を何度も受講してくださった保護者の中には、「子供が来年は中学校なのでもう参加することができません。小学校を終わっても参加できるような教室を開いてください」といった声や、「大人も知りたいことがたくさんあります」といった嬉しいご意見をいただいておりました。
そこで、今回、これらのことを踏まえ、市民が科学技術をより身近に感じ、科学を楽しみ、そして「科学が好きな大人」の仲間を広げてほしいという願いを込めて、「大人のための科学教室」を開催することにいたしました
第1回目の講座は「本当はどうなの? 放射能」というテーマで、放射能について学習します。
昨年の3月1日の東日本大震災に伴っておきた福島原子力発電所の事故以後、「放射能って?」という疑問を持たれた方がたくさんおられると思います。ちょうど学習指導要領が改訂され、中学校で約30年ぶりに理科(第一分野)で、「放射線の性質と利用にも触れること」が必要になり、放射線の学習が取り入れられることになりました。今後、学校で放射線のことを学習していない世代の学校の先生方、幼稚園の先生なども含め、全てのみなさんが放射線に関して正しい知識をもつことは、とても大切になってくるでしょう。
もちろん、今後は放射線だけでなく、もっと広がった科学の世界に触れる機会を作る予定ですが、まずは今一番の関心事となっている放射線の勉強から始めてみることにしました。
若者から子供まで、色々な方々が集まって一緒に実験・学習しながら、たくさんの仲間を作りつつ、楽しく知識を身につけていこうではありませんか!
皆さま奮ってご参加ください。