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2013年度親子理科実験教室(夏休みコース)第2回・第3回を開催しました

8月17日(土)と18日(日)の2日間にわたって、親子理科実験教室(夏休みコース)第2回・第3回が京都大学理学部セミナーハウスにて行われました。

第2回のテーマは「磁石の不思議」です。

この回は、磁石の“引っ付く”という不思議な性質について学びます。

磁石にはどんな種類があって、磁石がつくもの・つかないものは何か、そして第1回で電気を通すかを調べた実験材料が磁石につくかを調べ、比較しました。

また、磁石の“極”についても学び、磁石に鉄粉を振りかけ、磁場を写し取る実験を行って、磁石の力(磁界・磁場)がN極からS極へ出ていることを確かめました。

最後は、磁石を細かく砕くと、それらの細かい豆磁石がどのような性質を持つかを、実際にゴム磁石を切って確かめます。磁石が豆磁石の集まりであるというイメージを持つことができると、その豆磁石たちがどんな状態になったら磁石になるのかが分かりました。

第3回のテーマは、「電磁気の不思議」です。

コイルを巻いた銅線に電気を流して、それに方位磁針を近づけ、針がどちらを向くかを観察しました。導線に電流が流れると針は敏感に動きますが、これで磁石と同様に、周りに磁場ができていることが分かると同時に、その針の向きから磁場がどのような方向で働いているかも学びました。

次に導線に電流を通すと磁場ができるということは、磁石になっていることではないかということで、巻いた導線の中心に鉄芯を入れてクリップがつくか実験し、磁石となることを確認しました。

そして、導線に電流を通すと磁石になるということは、逆に導線の中で磁石を動かせば電気が発生するのではないかということで、導線に電流計を取り付けて、巻いた導線の中で磁石を動かす実験を行い、見事電気が発生しているのを確かめました。

電気と磁気、この別であった2つはお互いに深く関係していることが見えてきたのではないでしょうか。

最後は、いろいろな家電の消費電力を調べる方法を学びました。消費電力が高そうな家電が意外に低かったり、逆に低そうな家電が意外に高かったりして、子供たちだけでなく保護者からも驚きの声が上がっていました。

<松林昭先生> <高見雄一先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

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