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2015年度親子理科実験教室(夏休み集中コース第1弾)を開催しました

8月8日(土)と9日(日)にわたって、親子理科実験教室(夏休み集中コース第1弾)が開催されました。
今回のテーマは、「五感を使って“五感”を科学しよう」で、当法人の実験教室としては初めてとなる生物観察も行います。

第1日目はアゲハチョウの観察を通じて、生物の持つ“五感”にについて学びます。
まずは、とりもあえずもチョウを触ってみます。ただ、その前にオスとメスの見分け方について先生からレクチャーを受けました。その見分け方はシッポの部分の形状で判断できるとのことです。
チョウのオスとメスの見分け方についてレクチャーを受けた後、いよいよチョウのエサやりを行います。まずエサの作り方とチョウへのあげ方についての先生からのお話を聞き、各班ごとにやってみました。初めてチョウに直接触れての実験で、最初子供たちは恐る恐るでしたが、みんなうまくやることができました。チョウの幼虫とサナギも登場しましたが、子どもたちは怖がることなく、匂いをかいだりして、興味深そうに触っていました。
次に、子ども達を集めて行う演示実験では、チョウが卵を産む瞬間を見せてもらいました。チョウは卵を必ず葉っぱの裏に産みます。なぜ葉っぱの裏であることが分かるかというとシッポの先に目があるのからということを教えてもらいました。
最後は質問コーナーでは、子どもから「なぜチョウの羽には鱗粉がついているのですか」などいろいろな質問が出ました。鱗粉がついている理由には、いろいろな説があるようですが、蜘蛛の巣につかないようにとか、音が抑えられるなどの説があるとのことです。

2日目は、チョコレート作りを通じて、五感のうち、主に嗅覚と視覚を刺激します。
チョコレートの原材料となるカカオ豆は、チョコレート作りのために発酵させてあるため、あまりいい匂いはしません(履いていた靴下のようなにおい?)。しかし、この豆を焙煎し始めると、とてもいい香りに変化します。
焙煎が終了すると、次はカカオ豆を砕く作業です。ここで丁寧に砕くと、口当たりの良いチョコレートができるとのことで、途中で力尽きた子ども達に代わって、保護者の方が一生懸命砕いておられました。
カカオ豆が充分細かくなったら、いよいよ湯せん作業です。湯せんを始めても、最初はまた硬い粘土のような状態ですが、根気よくかき混ぜていると、だんだんトロトロとしたチョコレート状になってきます。各自好みで砂糖と粉ミルクを入れて、あとは冷やして固めるだけです。できたチョコレートを冷蔵庫で冷やしている間、村上先生からチョコレートの楽しいお話をしていただきました。
最後に、冷やして固めたチョコをみんなで食べました。手作りチョコなので、味はそれぞれ違いますが、みんなおいしそう完食していました。

今回の実験教室を通じて、子どもたちだけでなく、保護者の方も、五感を刺激された有意義なものになりました。

<理事長の挨拶> <村上忠幸先生> <秋元伸先生(実験助手)>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

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