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2016年度おもしろ算数塾第5回を開催しました

12月18日(日)、2016年度親子理科実験教室スピンオフ企画となる特別教室おもしろ算数塾第5回を、京都大学理学部セミナーハウスにて開催しました。

今回の算数教室では、分布やその代表値を簡単におさらいした後、どんな性質を持つグループを調べて分布を得るかによって、分布の特徴が変わることを一緒に学びました。

例えば、大学生の身長の分布を調べると、男子学生の方が女子学生よりも身長の高いところに分布を作ります。もちろん、こういった分布の特徴は平均値や最頻値などといった代表値の違いとしても現れます。
このようにグループの性質によって同じものでも分布がずれることは、同じ色の毛糸でもロットによって少しずつ色が違うなど、身の回りでも見ることができます。

後半は、海外で歌われている科学的なものの見方を歌詞にした歌を紹介しました。
まずは観察して、予測を立て、確認するということをこの歌は歌っています。前半で学んだような、性質の違うグループごとで分布を集めるということは、グループごとの性質と集めた数値の間の関係を調べる手段になることを、みんなの頭の周りの長さと年齢を例に実験してみました。
予測は年齢に応じて頭の周りの長さも長くなるというものでしたが、測り方がみんなで同じかといった実験の手法による誤差で結果がうまく出ないこともあるということを体験しました。

このおもしろ算数塾は、来年(2017年)の1月にも2日連続で開催し、まだまだ続きますが、統計を通して科学的に何かを調べるということのきっかけを掴んでもらえるといいなと思います。

<廣田誠子先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

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