2012年度親子理科実験教室(春コース)第2回を開催しました
5月20日(日)、親子理科実験教室(春コース)第2回を京都大学理学部セミナーハウスにて開催しました。
第2回のテーマは「ビタミンCは本当に入っているの?-みんなはこれで食品検査官になれる!-」です。
まず、うがい薬に含まれるヨウ素が、でんぷん、あるいはビタミンCが入っている食品に反応してどのような色変化を起こすかを、うがい薬を食パンとレモン果汁に混ぜることで確かめました。
次に、カレー粉の黄色成分であるターメリックの「クルクミン」という物質や、紫芋に含まれる「アントシアン」という紫色の色素が、酸性・中性・アルカリ性の物質に反応するとどのような色変化を起こすかを、紫色パウダーを混ぜたホットケーキ(ふくらし粉としてアルカリ性物質である「重曹」が入っている)と、カレー粉入り焼きそば(アルカリ性物質である「かんすい」が入っている)を焼き、その上に酸性であるレモン果汁を垂らすことで確かめました。
今回は、身の回りにあるものが物質の分析に使えることを体験し、子どもたちだけでなく、保護者の方からも、「身近な素材で、こんなに楽しく実験できることが学べて興味深い」との声が上がっていました。
次回最終回は「チョコがとろける?ラムネはシュワッ?-科学の力でおやつを作ってみよう!-」というテーマで、6月10日(日)に、同じく京都大学理学部セミナーハウスにて開催いたします。お楽しみに!
<工藤博幸先生>
<教室の様子>
<紅芋入りホットケーキと酸性化による色変化>