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2019年度親子理科実験教室(6月開講コース)第2回を開催しました

6月30日、親子理科実験教室(6月開講コース)第2回が京都大学セミナーハウスで行われました。この日は大雨が降っていましたが、ある意味、第2回の「明日のお天気を見よう」というテーマににふさわしい日となりました。

まずは、結晶とは何かということを簡単に学びます。天気の予想と結晶がどういう関係にあるのかは、後のお楽しみです。

結晶の学びを踏まえて、実際に結晶を作ってみます。
酢酸ナトリウムの液に白い粉を入れると、少し熱くなって酢酸ナトリウムの結晶ができます。実はこの白い粉も酢酸ナトリウムで、飽和状態の溶液となっている酢酸ナトリウムの液にさらに酢酸ナトリウムを入れることで、溶けきれない酢酸ナトリウムが結晶化するのです。結晶化するときに熱を持つのは、飽和状態で動き回われなくなった運動エネルギーを放出するためです。

後半は、いよいよ結晶によって天気を予想することができるお天気管(ストームグラス)を作ります。

樟脳を入れたエタノール液を振って樟脳を溶かします。別に塩化カリウムと硝酸アンモニウムを水に溶かして溶液を作ります。
そして、この両方の溶液を瓶に入れて混ぜると液が濁りますが、この濁った溶液をお湯につけて透明になるまで戻せばお天気管の完成です。
透明に戻す作業がなかなか難しく、完全に透明になるにはコツがいります。うまくできた子とできなかった子がいましたが、できなかった子は自宅でもう一度チャレンジすることになりました。

このお天気管、お天気管の中の溶液の結晶の変化によってお天気が予測できるのですが、気温が高いとなかなか結晶化しないので、じっくり秋ぐらいまで観察することを約束して実験を終えました。

次の実験教室は、8月開催の夏休みのコースとなります。現在受講生募集中ですので、ぜひご参加ください。

<角山雄一先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

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