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2019年度親子理科実験教室(夏休み集中コース第1弾)を開催しました

8月3日(土)と4日(日)の2日間にわたって、親子理科実験教室(夏休み集中コース第1弾)が開催されました。

今回のテーマは、「酸性とアルカリ性を化学する」、1日目は、まず“化学を学ぶ”ということは、原子について勉強することであることを理解することから始め、原子にはたくさんの種類があり、それぞれ異なる本数の手(ボンド)があることを学びました。

次は、この理解を踏まえて、実際に原子をつなげる(結合させる)ゲームを行いました。子ども達は手が余らないように原子同士を結合させ、講師が考えた結合を当てることができるか競争しました。講師が考えた結合は全て子どもも試していて、講師は完敗でした。

後半は、酸性とアルカリ性について学びます。世の中の物質は全て酸性・中世・アルカリ性に分類されることを学んだあと、実際に身の回りにある液体の性質を調べました。
持参した様々な液体をphメーターで計ってみたところ、強い酸性のものからアルカリ性の強いものまで様々ありました。 続けて、ph指示薬を使ってクエン酸と重層水のPHを計ってみます。クエン酸は変色せず酸性であること、重層水は赤色に変色しアルカリ性であることがわかりました。

最後は、そもそも酸性・アルカリ性とは原子がどういう状態にあるのかについて簡単に説明を受けて、では酸性の液体とアルカリ性の液体を混ぜるとどうなるのかの実験を2日目に行うという話をして1日目を終えました。

2日目は、1日目の簡単な復習として、原子、酸性とアルカリ性、phについての問題が出され、みんなで回答しました。

次はいよいよメイン、酸性とアルカリ性を混ぜると一体どうなるのかの実験です。塩酸は強い酸性ですのでBTB溶液を垂らすと黄色になりますが、そこにアルカリ性の水酸化ナトリウムを少しずつ垂らしていくと中性に近づいていくのでBTB溶液は緑色に変化し、そのまま水酸化ナトリウムを加え続けると、こんどはアルカリ性に変化するので、青色に変化するはずです。
しかし、実際に実験すると、中性の緑色に留めるのは難しく、一気に青色まで変化してしまったりなかなかうまくはいきませんでしたが、溶液の性質変化は目で確認することができました。
 続けて、phメーターを使ってこの性質変化の記録を取ってみます。記録を取ると、phの変化が急激に起こるため(phジャンプ)、ちょうど中性に留めるのが難しいことがわかりました。

最後は、酸性のクエン酸を使って文字や絵を書いてみます。青色ののりを画用紙全体に塗りたくり、その上にクエン酸で字や絵を書くと、書いた部分が透明になり字や絵が浮き出ます。 実は、のりはアルカリ性で、ph指示薬であるチモールフタレイン液が入っており、クエン酸で酸性になり透明になるという理由を知って教室を終えました。

まだまだ夏休み!次の親子理科実験教室は8月17日・18日の夏休み集中コース第2弾です。テーマは”カイメン動物”で、その不思議な再生能力に迫ります。現在受講生募集中ですので、皆さま夏休みの思い出作りにぜひご参加ください。受講申込は受講申込フォームからお願いします。

<理事長の挨拶> <小伊藤草太先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

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